2013年11月7日木曜日

11月3日のマウントクック・フッカーバレーハイキング

 ニュージーランドも11月に入り初夏の陽気が漂うにどんどんなってきました。その快晴に恵まれた11月3日にマウントクックのフッカーバレーを歩いてきました。そろそろマウントクックリリーも咲き始めているということと、なんと言っても先週にフッカー氷河の末端部分が大崩壊してそのかけらが大氷山になってフッカー氷河湖を埋め尽くしていると聞いて、この目で確かめたくて行ってきました。その氷河湖の姿は本当にすごい状態でした。

 毎年11月に入ると日本からこのフッカーバレーに本当にたくさんのハイカーが訪れます。日本からの観光ツアーはそれをNZ旅行の目玉にしていることもあって、この11月にフッカーバレーを歩くと日本人のハイカーがまとまってぞろぞろと歩いているのに出くわすことになります。そのお目当てはNZの高原植物のお花の代表格と言っていいマウントクックリリーであるわけですが、今月ここに訪れる人は確実にマウントクックリリーはたくさん見られることでしょう。

 これに加えてこのフッカーバレーの氷河湖まで歩く人には、ボーナスポイントといった感じでこの氷山で埋め尽くされた氷河湖の姿も見れることになります。ただしこの氷河湖までの道のりは一般的体力があればマウントクックの宿泊場所のある村からは往復で4時間半あれば歩いて行ける距離なのですが、日本の旅行会社の観光ツアーに組み込まれている日本語ガイド付き半日ハイキングではこの氷河湖まではいけません。1日コースならフッカー氷河湖まで往復することになりますが、半日コースはフッカーバレーのコース上に出てくる2番目のつり橋を渡ったところで引き返すことになります。ここまででも十分マウントクックリリーの姿は見れます。また晴れていたらマウントクックの雄姿もしっかり拝めます。

 このマウントクックに訪れて1泊する人の多くは翌日の午後にはマウントクックを離れていきますが、このマウントクックからクライストチャーチやクイーンズタウンへと向かうバスはPM13:45、もしくはPM14:25頃の出発となります。このバスに間に合うように午前中にフッカーバレーを歩くことを計画される際は十分ご自身の歩く速さとか体力とかを考慮されてどこまでフッカーバレーを歩くか?決まられることをお勧めします。フッカーバレーのトラック;道はほぼ平坦で歩きやすいように整備はされていますが、ところどころに普段町歩きしかしていない人にはちょっと危険なところもあります。またマウントクックの雄姿やマウントクックリリーの写真を撮りながら歩くならそれだけ所要時間は長くなることを計算に入れたらいいでしょう。

 以上のことは一般的パッケージ観光ツアーや個人旅行でマウントクックへフッカーバレーを歩こうと考えてやってくる人向けのアドバイスですが、ここにこのニュージーランドの夏だからこそできるフッカーバレーの歩きかたを紹介します。いわゆる午後になってから歩き始める方法です。NZの夏はこれから3月までサマータイムを導入していることもあり、日の入りの時間が非常に遅くなります。だから通常日本では夕方になるまでに歩き終わりたいという計画は一般的ですが、その夕方の時間がPM19:00からPM20:00ぐらいになります。だから午後3時以降ぐらいからこのフッカーバレーを歩いていくことも十分考えられます。これだと翌日のバスの出発時間を気にせずにとりあえず宿泊場所まで暗くなる前に戻ってこれればいいという余裕ができると思います。実際これをやっている人は多くて、日本人以外の海外からのハイカーはマウントクックに昼にバスやレンタカーで到着した後出かけています。

 それで今回11月3日にフッカーバレーを歩いた時もPM15:30から歩き始めて氷河湖まで往復した後、出発点としたキャンプ場にはPM18:00ぐらいに戻ってきています。このハイキングの様子を下記に写真とともに紹介しますが、11月の段階でPM18:00前後の日の明るい様子もわかっていただけると思います。


(マウントクック・フッカーバレーへの出発点は一般的にはハーミテージホテルなどのある村がそうなりますが、その村からキャンプ場まで車でやって来れます。レンタカーなど利用されているならここを出発点にすると村からこのキャンプ場までの往復1時間は短縮することが可能になります。ここにはきれいな水洗トイレ、飲み水も補給できる避難小屋があります。)


(昨年から今年になってフッカバレーのトラックは整備が非常に整うようになって全体的にはお気軽遊歩道のような感じになっていますが、この2番目に出て来るつり橋も3人ぐらいは横になって歩いて行ける幅のある大きな吊り橋です。一度に20人の人が乗って渡れる強度はあります。この2番目の吊り橋を渡るとマウントクックの雄姿が目の前にドーンと出てきます。)


(2番目のつり橋までの道のりは砂利道や大きな岩を少し這い上るようなところもあり、多少歩きずらいところ、そして起伏も少しあるところも出て来ますが、フッカー氷河から流れ出す川の流れのそばまで寄っていけるところは大きな岩の上を渡り歩いたりしなければならないかもしれません。恐らく普通の人なら難なく大岩の上も飛び歩いて行けると思うのですが、普段平坦な舗装路しか歩いていない人には少し難しいかもしれません。両手にウォーキングスティックをもって歩く人はそのスティックをつく場所を良く見定めましょう。日本語はガイド付き半日ハイキングコースに参加の人はこの辺りで引き返すことになります。)


(第2の吊り橋を渡り終わって更に谷の奥へと進んでいくと、それまでよりより一層歩きやすくなっていきます。写真のようにボードウォークも今年になって幅広のものに張替えられ、そして延長されてます。)


(すでに11月3日の段階でマウントクックリリーは第2のつり橋に至るところでも咲いているのが見られるようになっていますが、この日はこの第2のつり橋を渡ってから奥へと向かうにつれすでに咲いているマウントクックリリーがたくさん見られました。しかしまだつぼみのものも多く見られたので今年は11月末ぐらいまでこのフッカーバレーではマウントクックリリーは満喫できるでしょう。)


(今年の秋に新調された3番目のつり橋。ここも大き目のつり橋。以前はこの辺りからフッカー氷河湖までの道のりは人が並んでは歩けない、少し細くて危なっかしい道だったのがこの吊り橋ができて川を渡った後からの氷河湖までのトラックは非常に歩きやすい道に変わりました。おそらく車いすでも通れるぐらいの整備された道になっています。)


(そしてここがフッカーバレートラックの終着点であるフッカー氷河湖を見下ろす休憩場所。この写真ではあまりに氷山などが湖の上を覆い尽くしすぎているので湖だというのが分からないかもしれません。この湖からフッカー川へと流れ出していくのですが、恐らく1か月ぐらいは氷山も溶けきらず、また流れ出していかないこのような状態が見られることになるでしょう。)


(11月3日のフッカーバレートラック終着点のフッカー氷河湖のパノラマ)
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