2012年11月22日木曜日

ニュージーランドでバードウォッチ

 ニュージーランドは実は鳥にとっての楽園だと言うことを知っていました?もともと人間が入ってくる10世紀以前までにはこの国には鳥しかいなかったこともあって今でも警戒心の少ない鳥たちに遭遇することがあったりします。普段は全く気にしない野鳥にもこのニュージーランドにやってきたときはちょっと興味をもって周りを見てみると素敵な鳥たちに出会うことになりますよ。

 ニュージーランドにしか見られない鳥も数多いことからバードウォッチを目的にだけ訪れる人もいるのですが、私にはその鳥を見つけてもなかなか写真に上手く撮ることまでは出来ません。技術的にも、写真の知識的にも、まして持っているカメラ自体が貧弱なものなのできれいにその鳥たちを撮れません。しかし、ここで今年9月以降意外なところで間近に遭遇することが出来たニュージーランド固有の鳥たちの写真を紹介します。

 まずは昨日ミルフォードサウンドに行った際やっと見ることが出来たフィヨルドランド・クレステッド・ペンギン。このペンギンは他のニュージーランド南島海外線に居住しているブルーペンギンやイエロー・アイド・ペンギンと違い、繁殖のためと換羽期にだけニュージーランド南島本土にやって来るペンギンで、一般の観光客もこのペンギンを間近に見れるところはこのミルフォードサウンドが時間も長距離移動もかけずに済む唯一の場所といっても良いでしょう。しかも産卵、子育てのためにやって来る8月~11月の中で子育てが終わりかけの頃の10月、11月ぐらいには日中でも良く海外線に出てくる姿が見られます。しかしこの姿はミルフォードサウンドでの遊覧クルーズの船上からということにもなる為その日、その時間の遊覧クルーズでいつでも見れるとはいえません。私も昨日が今シーズン始めて見れた日になりました。

(ミルフォードサウンド遊覧クルーズで見られたフィヨルドランド・クレステッド・ペンギン。体長60cmほどの姿を壮大な海岸線の景色の中から見つけ出すのは一苦労します。まして船の上からの撮影なので30倍望遠でも小さくしか写りません。上の写真はそれをペンギンの姿のところだけを切り抜き、拡大したものです。船を上からの肉眼で見つけたときにはこのペンギンがどのような格好をしているかまでは確認できません。本来黄色の眉毛が良く目立つ姿のペンギンです。)


(ニュージーランドの山鳩、ニュージーランドピジョン。この鳩はクイーンズタウンなどの町の公園などにも見かけることがあるのですが、多くの人はこの素敵な鳩の姿には気にもかけません。この姿はミルフォードサウンドのたくさんの車が停まる駐車場で遭遇した時のものです。)


ホワイトヘロン;ダイサギ。この写真もミルフォードサウンドの駐車場で撮ったもの。白鷺とは少し違うらしい鳥だけど、その優雅な姿はNZでも人気があります。)


イエローヘッド。普段は赤ブナの上の辺りを飛び交っていたりして、めったに地上付近まで虫を追いかけて降りてくることは無く、しかも生息数が非常に少く赤ブナの森にしか住まないことから遭遇率は非常に少ないけどルートバーン渓谷やダートバレーなどでは遭遇チャンスがある。けれどいつも忙しく動き回っているので写真を撮るには非常に難しい。)


パラダイス・シェルダックの親子。ニュージーランド固有のカモでメスのほうが白い羽毛の頭を持つ珍しい鳥、このカモは牧場などにも良く見かけるけど親子の写真を撮れたのはこれが始めて。しかもマウントクックの村の中で遭遇しました。)


(パラダイス・シェルダックのヒナ。カモの親子連れは9月~10月ぐらいにニュージーランド全国で良く見かけます。)





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