2012年9月27日木曜日

ミルフォードサウンドに泊まったら見れるかも

 昨日久しぶりにミルフォードサウンドの一般観光客も泊まれる唯一の宿泊施設であるミルフォードサウンド・ロッジで一泊する機会に恵まれました。この一泊の間にこれまた珍しく快晴にも恵まれたので、素敵な夕焼け、その後夜暗くなってから土ボタル、そして早朝のミルフォードサウンドの静かな入り江の姿まで堪能することが出来ました。こんな機会に恵まれるのはミルフォードサウンドにおいては一年の中でもあまり多くはありません。

 ミルフォードサウンドは一年間に6000mmから8000mmという量の雨が降るところ。一年の大体200日以上が雨が降るとも言われる豪雨地帯です。朝と夕方にマイターピークなどのミルフォードサウンドで見られる素敵な山肌が雲で隠れていないことはあまり多くありません。

 そしてこのミルフォードサウンドで宿泊しようと思ってもその宿泊施設がここには一つだけしかないと言ってもいいところです。この唯一の宿泊施設であるミルフォードサウンドロッジはさすがに観光シーズンに入るとその予約を取るのが非常に難しくなります。まして11月以降ミルフォードトラックを歩き終わってミルフォードサウンドまでやってきた人のほとんどと言っていい人がこのロッジに宿泊する為半年前ぐらいから予約を考えなければなかなか泊まれないところです。また、ミルフォードサウンドで泊まれるもう一つの施設としてはオーバーナイトクルーズがありますが、その名の通り一泊は海の上に停泊した船で過ごすことになる為ミルフォードサウンドの陸地からの景色は見られません。

 そしてこれからニュージーランドは夏に掛けて非常に日の入りが遅くなっていきます。12月1月の日の入りは大体PM21:30ぐらいとなり、夕焼けを見に行くのもかなり遅くなり、まして真っ暗になってから見ることができる土ボタルにいたってはもっと遅い時間にしか見ることが出来なくなります。

 だからこれからミルフォードトラックを個人ウォークで歩く人、又はガイデッドウォークで歩く人もミルフォード・サウンドに泊まるその夜が快晴だったりしたら是非夕焼け、そして早朝のミルフォードサウンドを是が非でも見に行ってください。ここを訪れる人はたんまりいますが、この場所に泊まれて、快晴の夜に恵まれる人はそう多くはいません。


(9月26日pm18:40、ミルフォードサウンドの夕焼け。)


(この写真は星空ではなく、土ボタルと日本語で言われているGlowwormが光っている姿です。ミルフォードサウンドでは暗くなると道路わきの森の中、岩肌の下などでシダの葉っぱに隠れるように青白く光る土ボタルを見つけることが出来ます。)


(9月27日am08:40、朝から快晴に恵まれたミルフォードサウンド。)
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