2011年4月6日水曜日

クイーンズタウンは収穫の秋に突入


 (手積みで収穫された後大きなトレイにつめられ醸造所のワイナリーに移送される前の赤ワイン用のピノノアーの実。)

 先週末の4月に入っていきなりこのクイーンズタウンの周辺の山の上には初雪が観測されました。冷たい南風も入ってきて気温もすっかり下がるようになりました。朝の最低気温は3-6℃ぐらいまで落ちます。けれどまだまだ日中日差しがあると20℃近くまで上がり、動いていると汗ばむ感じの日が続いています。

 ニュージーランドは4月の3日にサマータイムが終わり、日本との時差は標準時刻の3時間となりました。これからどんどん日中の長さが短くなっていきます。この秋が深まる4月はクイーンズタウン周辺では毎年黄葉の季節になり、そして収穫の季節でもあります。

 このクイーンズタウン周辺にはたくさんの小規模のワイナリーがありますが、そのワイナリーではこの時期ワイン用のぶどうの収穫の時期でもあります。そして秋の果物=りんごや梨もこのクイーンズタウン周辺では収穫の時期に入ります。

 私はそのワイナリーに先週からぶどう摘みのアルバイトに出かけており、朝からひたすら、たわわに実ったぶどうの房を手バサミを使って刈り取っています。このクイーンズタウンの周辺ではニュージーランドの中でも少し他と違って赤ワイン用のピノノアーという品種の収穫が非常に高いところです。最近はどこのワイナリーもぶどうの苗を揺さぶりながら実を落とす機械が導入されていますが、手積みだと人の目でカビの出てきている実などをより分けながら刈り取ることが出来ます。その手積みのぶどうは主に上級用のワインに回され1年以上掛けて醸造がされることになります。そして私が行ったブドウ畑のぶどうはPeregrineペレグリンというこのクイーンズタウン周辺では非常に有名なワイナリーでの赤ワインになります。

 ワイン畑では毎年赤ワイン用のピノノアーが先に収穫の時期を迎え、続いて4月下旬に掛けて白ワイン用のシャルドネやピノグリの収穫が行われるようになります。そしてブドウ畑自体も葉っぱがオレンジ色に色づききれいな風景を見ることが出来る時期を迎えます。


(クイーンズタウンの隣町クロムウェルにあるピノノアーを収穫した後のブドウ畑。遠くの山の上には初雪も見られるようになりました。) 
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