クライストチャーチのシンボルであった大聖堂は未だ取り壊すか、再興されるかさえ決まっていない状態が続いて、その町の中心地であるキャセドラルスクエアーは地震後の姿とあまり変わらない景観をとどめていますが、少し離れたところでは新しいオフイスビル、商業ビルが建ち始めています。また地震後取り壊しすることまでは免れたようなホテルなどではその改装工事も本格的に始まっていて、今年中にはさらに宿泊施設だけはかなり増えていきそうです。
しかし相変わらず町の中心地はその工事作業、インフラ整備のためもあって頻繁に道路閉鎖が行われたりして、車の往来などはほとんどされていません。また、観光客以外の地元の人たちがやってくるようなオフィスビルやレストラン、カフェなどは全くと言っていいほどありません。相変わらずこの中心地では食事ができるところを探すのには一苦労する状況が続きそうです。

(クライストチャーチのホテル事情だけは復興が進んでいるようです。以前Hotel SOという名前で3つ星クラスの大型ホテルだったビルも改装が行われています。このビルの手前には以前グランドチャンセラーホテルが建っていました。違う場所では依然シャトーブラン・スイートという名前の5つ星アパートメントだったビルも新たにホテルモントリオールという名前で今年中には改装し開業とされそうです。また空港に一番近いスディマホテル・クライストチャーチエアポートも2年間かけての大改装に入っています。)

(クライストチャーチ市内のインターシティーバスの発着所も、市内の仮オフィス前の道路が工事中の間は場所が変わっています。仮オフィスから少し離れたコロンボストリート、ビクトリアスクエアー前がマウントクック、クイーンズタウン、ピクトン、ダニーデン行のインターシティ、グレイトサイツ、ニューマンズバスの発着場になっています。ここは以前コプソーンセントラルホテルが建っていたところで地震前にもグレイトサイツバスの停留場でした。)

(クライストチャーチのユースホステルが新たに増えています。今年の8月4日からそれまでトーマスホテルとして知られて地震後の改装を終えて開業されていた建物がそのままユースホステルに看板が変わっています。このホステルはHereford streetにありますが、アートセンターを挟んで北に一つだけストリートを上がったところのWorcester Boulevardの通りには地震前から残っているもう一つのユースホステルがあります。そちらの名前はYHA Christchurch Rolleston Houseです。)

(依然として工事現場、更地、そして修復作業も行われていないビルや建物がクライストチャーチの中心地には広がる中、ストリートアートを探し出すのがこの町に行った時の目的にもなっています。今回訪れた際にも4つほど見つけたのですが、その中でアートと思われるようなものを2つ紹介します。このペイントはコロンボストリートを少し中心地から北に行ったPeterborough Streetとの交差点で見つかります。)

(もう一つのクライストチャーチに印象に残ったペイントはYMCAの壁面に見つかります。)