１０’８月のミルフォードサウンド現状

　（快晴に恵まれた２０１０年８月１０日のミルフォードサウンド）

　今年の８月のミルフォードサウンドは昨年に比べると積雪などが少ない年になっています。

　山肌にはもちろん積雪があってとてもきれいな雪景色が見られるのですが、昨年のこの時期には大量の雪崩があってミルフォードサウンドまでの道のりも閉鎖されていた期間が２０日間ぐらいありました。そのことを考えるととても積雪の少ない年になっていて、特に注意することなくミルフォードサウンドまでの道のりを車で向かっていくことが出来ます。

　（８月１０日、ミルフォードサウンドまでの道のり途中、モンキークリークとマウントタルボット。昨年の同じ時期はこの辺り雪で埋もれていた。）

　また、その冬のミルフォードサウンドで今年は特にニュージーランドの原生種で野生の飛べない鳥であるｗｅｋａウェカが人が集まるところにも頻繁に現れるようになっています。２年前ぐらいから冬になるとミルフォードサウンドの船着場の駐車場周辺にその姿が見られるようになっていましたが、昨日は観光ツアーが必ず立ち寄るキャズムという場所の駐車場でも陽だまりで日向ぼっこしている姿が見られ、観光客のカメラにたくさん取り囲まれていました。

　このウェカ、飛べない鳥ですが、これまでミルフォードトラックなどの山奥の山小屋などでその姿を見かけるほどだったのが、冬の食料に困ってか？先日はミルフォードサウンドの船着場にあるゴミ箱を探っているところを見かけました。そのミルフォードサウンドの船着場の駐車場はどの観光客もクルーズ船の乗り降りに忙しいので、そんな鳥が道路際をうろうろしていても誰も関心を示さなかったのですが、今後キャズムのような観光客がたくさん立ち寄って周りの景観を楽しむ場所などに出てきたらたちまち人気者になってしまうでしょう。その姿を見かけてもキーウィーとは全く違うので思い込み勘違いなどなされないように！

　（最近ミルフォードサウンドの人が多く集まるところでも出没するようになった飛べない鳥ウェカ）